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運動中にけがをした場合の応急処置について
運動中にけがをした場合の応急処置について
スポーツを始める前の準備体操やストレッチを
しっかり行うことはもちろんですが、
いざという時のためにけがの応急処置も
覚えておきましょう。
●応急処置の基本「RICE処置」
RICE処置は、打撲や捻挫、靭帯の損傷など、
運動をする際に起こりやすいけがに対応できる
応急処置です。
応急処置の基本である
①Rest=安静
②Icing=冷却
③Compression=圧迫
④Elevation=挙上
上記の4つの頭文字をとって
RICE(ライス)処置と呼んでいます。
けがをした直後に適切なRICE処置を行うことで、
痛みなどを防ぐだけでなく、回復を早めることができます。
①Rest(レスト)=安静
けがをしたらできる限り安静にすることが大切です。
体内ではけがをした直後から内出血や腫れの原因となる体液を取り除き、治癒しようとする機能が働いています。安静にせずに運動を続けたりすると、回復が遅れる原因となります。
②Icing(アイシング)=冷却
打撲や捻挫、骨折などの場合、素早く患部を冷却することにより痛みや腫れ、内出血、炎症をやわらげることができます。
1回の冷却時間は、患部にもよりますが20分が目安です。その後は間隔を置いて冷却を繰り返します。長時間の冷却は血行を悪くし、凍傷になる場合があるので、冷やし過ぎないよう注意しましょう。
③Compression(コンプレッション)=圧迫
周囲の組織や血管に適度な圧迫を加え、
腫れや内出血、炎症を抑えます。
圧迫には伸縮性のある包帯やテープ、サポーターなどを使用しましょう。ただし、圧迫が強すぎると症状を悪化させる場合もあります。圧迫後、指先が変色していないか、痺れや痛みがないかなどを確認しましょう。
④Elevation(エレベーション)=挙上
患部を心臓より高い位置に挙上すると、重力により患部に流れ込む血液やリンパ液が減少します。
これにより主に内出血や腫れを抑えることができます。
運動中にけがをした場合には応急処置も大切ですが、
原則としてはなるべく動かさないことが重要です。
応急処置よりも医療機関への搬送の方が早い場合には、搬送を優先させましょう。
すぐに医療機関を受診できない場合でも、応急処置をした後、必ず受診するようにしてください。
海道整骨院では捻挫や打撲などの
症状にも対応しております。
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